その4
ユニット長
2018年入社 杉山 雅英(栃木県日光市出身)
福祉の仕事は続けたいが、将来に不安を感じて転職を決意
すかいに入る前、老人保健施設で介護士として15年ほど働いていました。その職場で、長年昏睡状態だった方が突然目覚めるという奇跡的な瞬間に立ち会えたことがあったんです。その時にこの仕事の素晴らしさや重要性を改めて認識し、「福祉の仕事をずっと続けよう!」と決意しました。
ただ一方で、施設の経営状況や給与等の待遇には強い不安を感じていまして…。ずっと福祉の仕事をしたいから、転職先を探すことにしました。
そんな頃、すかいで新しい高齢者施設がオープンすることを耳にし、そして経営がしっかりしている法人であることを知り、転職を決意しました。
高齢者福祉の経験を、障害者福祉に活かす
すかいに入職して高齢者施設での介護業務を3年ほど経験した後、障害者施設への異動の辞令がありました。現在の日本では、障害者福祉の現場でも利用者様の高齢化が進んでいます。障害者と高齢者の支援には別のスキルが必要なので全国的に問題化していて、もちろんそれはすかいでも同じ。「私のこれまでの経験や知識を活かせるなら!」と喜んでお受けしました。
たとえば足腰の筋力や食事を飲み込む力の低下などは、高齢化に伴う現象である場合が多いので、その方に応じたより良い方法を提案できるようにしています。
また、利用者様の健康管理や安全のために特に重要なのは、利用者様を細かく観察すること。不調を言葉で伝えられない方も多いので、ちょっとした変化を見逃さず、職員同士で共有することを心がけています。たとえそれが過剰な心配だったとしても、もしくは自分だけでは正確に判断できないとしても、皆に共有することで対策を練ることができ、利用者様の病気の早期発見にもつなげられるかもしれません。ユニット長という立場として、メンバーには「少しでも気になることがあれば、ためらわずに共有しよう」と常に言っています。
転職してきたからわかる、すかいの強さ
先ほどお話ししたように、転職を考える際に重視したのが、法人としての経営状況です。どれだけやりがいが大きな仕事でも、収入が安定していなければ将来への不安が募り、利用者様への対応にも出てしまうこともあるかもしれません。
その点すかいは経営がとても安定していて、それは職員の待遇面にもしっかりと現れていることを実感しています。だから安心して、日々の仕事に打ち込むことができるんです。
すかいに転職してもう一つ強く感じたは、経営理念が全職員に浸透していること。すかいの経営理念「笑顔かがやいて」は、職員たちが話し合って決めた理念だと聞いていますが、決して建前的なものではありません。職員全員が理解していて、「利用者さんの笑顔のために、どうすべきか」が日々の支援の軸になっているのです。実際に、私がすかいに初めて来た時の第一印象は、「利用者さんが元気で楽しそう、笑顔が多い」でした。法人全体で同じ方向を向かっていけるというのは、言葉にすると簡単そうですが、実際はなかなか出来ません。安定した経営状況と、経営理念の浸透。すかいの職員たちのモチベーションを支える強力な両輪だと思います
上司にしてもらっていることを、私もメンバーにしていきたい
創業時のメンバーが現役で今も多く働いているということも、何気にすごいことだと思っています。法人の幹部の方々も皆現場での仕事を経験してきた方ばかりなので、言葉に重みを感じますね。
中間管理職的な立場である私の悩みや要望をじっくり聞いてくれて、適切なアドバイスをいただいたことも何度もありました。
私自身が上司によくしてもらえているように、私もユニット長として、メンバーたちが働きやすい職場づくりをしっかり行っていかなければ、と強く感じています。
MEMO
ユニットのメンバーから
「こんな支援をしたい」などの提案があった場合は、
皆で話し合って方向性を決めていきます。
利用者様のためにより良い方法は何か、
常に真剣に考えてくれるメンバーばかりです。
MEMO
日々の余暇活動を通して
利用者様の新たな一面を発見することも!
普段は落ち着きがないけど
絵を描くときはすごく集中するなど、
楽しそうな笑顔を見つけられた時は
本当に嬉しいですね。