秋とは言え朝晩の冷えこみが一段と感じる季節をなりました。空気が冷えこみ、頭上の名月がまた一段と美しく見える今日この頃です。今月の掛け軸は「吾心似秋月」(わがこころしゅうげつににたり)『寒山詩』の中でも屈指の名句。自分自身に向き合い、心の奥底に見入る時、その凛として澄み切った清らかさは、まるで秋の月のようだ・・・これは、俗塵をはるかに離れた深山幽谷にあって、壮絶な枯高の道に生きる、その暮らしの中から溢れ出るような珠玉の言葉です。お菓子は満月。お花は吾亦紅、シュウメイギク、秋海棠、佐賀菊、紫式部。名月を感じながらのお茶会でした。
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