5月は鯉のぼりが南風にたなびいて悠々と空を泳ぐ姿があちこちでみかけます。梅雨入り前の清々しい時期です。5月のお軸は「薫風自南来」(くんぷうみなみよりきたる)意味は春から初夏ともなればほのかな春の香りを含む風が吹きたり、隅々まで涼やかな雰囲気に包まれてしまう。薫風の涼やかさは、単なる感覚的な清涼ではなく、精神的な清涼さとして一切の煩悩の垢の抜け切った、無心の境地をあらわす。お菓子は柏餅、お花はたい釣り草、菖蒲、月貫忍冬、一重白のやまぶき。清涼な風に包まれてのお茶会をなりました。
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