梅雨入り前、6月5日は待ちに待った山繭の卵を木につける日(山つけ)です。くぬぎの柔らかい葉がふさふさと生い茂り、卵から孵った山繭の幼虫が食べられるようにこの時期を見て木に卵をつけます。この日はお天気にも恵まれ気分も爽やか・・先生のご指導の元、何とか卵を「山つけ」できました。くぬぎ畑の道路を隔てると美しい清流が流れて居り、そこでは岩魚を青竹の櫛に刺し、炭火でじっくりと焼いたり、大きな鉄板でやきそばやホルモン焼きをしたりとご馳走ずくし・・岩魚はこの日に合わせて釣り、櫛の青竹も手づくりと聞いて準備も超一流!!何気ないおもてなしと心ずくしに感無量・・正直、川魚は苦手でしたが食べてみると淡泊さの中に甘味と旨味があり、今までこんなに美味しい食べ物を苦手としていた事に恥じる思いでした。自然の中でこの様な食事をする体験は初めての事だったので皆、印象に残ったようで、帰途、車中で楽しかったと興奮しておりました。帰宅し早速、頂いた卵を庭に木に「山つけ」しました。無事育って、美しいヤママユガになってくれることに祈りを込めて・・。
松井先生ご夫妻始めスタッフの方々にこのような機会を作ってくださり感謝の思いです。ありがとうございました。