紅葉も終わり、道路にはあたり一面、落ち葉が舞い散る季節となり、冬の訪れを感じる今日この頃です。自然は正直で寒さと共に草花がほとんど枯れ落ち、茶花に苦労する時期となりました。菊の花はちらほらと咲いているのですが、一般的な菊の花は茶花には使えない為、嵯峨菊に似た菊を探し、モクレンの虫食いの葉を合わせて今の季節のお花を活けました。寒さの中でもじっと耐えて咲く花もあるのですね。枯れた風情が尚、一層と際立ち、生き生きと感じられました。お軸は「開門多落葉」(もんをひらけばらくようおおし)雨音を聴いているうちに寒い夜ふけが過ぎ、夜が明けたので門を開いてみると、あたり一面に葉が落ちていた。一晩中、聴いていた雨音は朝になってみれば、実は軒先をたたく、落ち葉の音だったという幽寂な閑居の風情と言う意味。開門というのは悟りを開くという意味もふくまれる。お菓子は椿と菊。これから、寒い冬に立ち向かう、覚悟をあらためて感じる茶会となりました。前回、前々回と正座による、足の痺れで、立てなくなる方が続発!!長時間、正座にも耐えられる、正座椅子を100円ショップ、風呂用いすを購入し、作りました。是にて、今回は皆、足の痺れを感じる事なく、茶会を楽しめました。
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