長く寒い冬にさよならを告げるように土の中から福寿草が姿を現しました。我等「わさび」と「からし」は肌に春の気配を感じながらほころぶ喜びを茶室の中で満喫いたしました。御軸は「桜花微笑春」(おおかびしょうのはる)言葉のとおり春になると開花した桜を見て自然と微笑むという意味。春といえば桜、ふっくらとした蕾の健気さ、満開の華やかさ、散りゆく潔さ、葉桜の旺盛さ、見ごたえある桜は日本の心とも言える花である。お菓子は「桜の花」と「水の渦」。お花は彼岸桜。花入れは自作の青竹の一重切り。青竹の色が彼岸桜をより一層華やかに可憐に咲かせて、茶室をお花見気分に盛り上げてくれました。最近は勉強熱心にノートと鉛筆を持って来て、お勉強をする利用者様も居り、自主的な姿勢に関心する今日この頃です。
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