今年も待ちに待った保護者様の面会日です。朝からソワソワとして、首をなが~~くしてお待ちかねで~す。先ずはお抹茶でのご接待です。掛け軸は「清流間断無」(せいりゅうかんだんなし)清らかな流れは絶えることなく、新鮮さを持っている。常に活動をしているものは澱みなく、清らかである。普段の努力を意味する。お菓子は梅雨の季節にふさわしい銘「雨宿り」。お花は突抜忍冬(つきぬきにんどう)葉から突き抜けて花が咲いている珍しいお花です。白い花は一輪草。水差しは利休見立て道具、木地の釣瓶水差。利休は審美眼鋭く、美意識が高い。生活に本来ある周囲の道具、食器を見立てて茶会をする。それこそ利休が求めた、貴重な茶道具ではない、心を大切にせよとの茶の世界に通じる世界観ではないでしょうか・・・。茶碗も見立てで金魚の擦りガラスの飾り鉢。棗はカワセミが一羽葦の枝にとまっている長棗。年々、「季節を感じるひとときです」と保護者の方から、喜びの声を頂いております。「また来年も楽しみにしています」との声!!嬉しい一言です。皆、張り切ってやり遂げました。
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