12月ともなると何かと日々慌ただしく、刻一日と新年を迎える準備です。青竹の結界を作り、聖域と俗世との区切りも整い、新たに新年を迎える準備が出来ました。12月の掛け軸は「歳月不待人」(さいげつひとをまたず)年の瀬も迫り、この時期に掛かるお軸です。意気盛んな年代が再び訪れることはない。また一日に朝が二度来ることもない。だから楽しめる時はとことん楽しもう。歳月は人を待ってはくれないものだから・・・という意味。お花はわずかばかり残っていた道端の照葉、シュウメイ菊の可愛らしい綿帽子、黄色の嵯峨菊。残花で何とか年の瀬を飾る事が出来ました。お菓子は柚子のお饅頭。また来年も良い年でありますように願いを込めて、一服のお茶に一年の名残りに感謝です。
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