梅雨明け宣言もまじか、時折、夏日よりの中、もくもくと湧き上がる入道雲を連想しながら夏の到来を待ちわびる今日この頃です。掛け軸は「白雲抱幽石」(はくうんゆうせきをいだく)深山渓谷に沸く入道雲。さながら眼前に石を抱く夏の妙景は喩えようもなく悠大である。いけるものの如き大自然の閑境に無心でしたるほとときにほっとする、という意味。お花はにわトラノオ、ほたるぶくろ、八重十薬、桔梗、びようやなぎ。お菓子は「渦巻き」。午後の部のボランティアさんがほおずきの薄緑が美しいお花を持ってきてくださり、皆、赤い「ほおずき」は知っているが今の時期の「ほおずき」の緑の透き通る美しさに思わず魅了されました。午後のお花は「ほおずき」となりました。「ほおずき」の白い小花が何とも可憐でした。
すかい寮
2019/07/16
すかい寮 「わさび」と「からし」の茶道教室
すかい寮
2019/07/03
すかい寮 保護者会
今年も待ちに待った保護者様の面会日です。朝からソワソワとして、首をなが~~くしてお待ちかねで~す。先ずはお抹茶でのご接待です。掛け軸は「清流間断無」(せいりゅうかんだんなし)清らかな流れは絶えることなく、新鮮さを持っている。常に活動をしているものは澱みなく、清らかである。普段の努力を意味する。お菓子は梅雨の季節にふさわしい銘「雨宿り」。お花は突抜忍冬(つきぬきにんどう)葉から突き抜けて花が咲いている珍しいお花です。白い花は一輪草。水差しは利休見立て道具、木地の釣瓶水差。利休は審美眼鋭く、美意識が高い。生活に本来ある周囲の道具、食器を見立てて茶会をする。それこそ利休が求めた、貴重な茶道具ではない、心を大切にせよとの茶の世界に通じる世界観ではないでしょうか・・・。茶碗も見立てで金魚の擦りガラスの飾り鉢。棗はカワセミが一羽葦の枝にとまっている長棗。年々、「季節を感じるひとときです」と保護者の方から、喜びの声を頂いております。「また来年も楽しみにしています」との声!!嬉しい一言です。皆、張り切ってやり遂げました。
すかい寮
2019/06/03